肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

28歳のとき ベトナム旅行でプレジオモナスシゲロイデス

メーカーで営業職兼メンテナンスとして働いていたとき、社員旅行でベトナムホーチミンへ連れて行っていただきました。

フエという場所で食べた食事に原因があったのか?

プレジオモナスシゲロイデスという微生物による食中毒にやられたときの話を綴ります。



仕事・家庭・育児の両立はとても大変でしたが、朝早くから夜遅くまで仕事を頑張って皆で利益を上げて社員旅行でベトナムへ行くことになりました。

自分にとっては人生で初めての海外です。

3泊4日のスケジュールで日本の旅行会社を通じて、現地人で日本語ができるガイドに同行してもらって基本的には何の不自由もなく過ごすことができました。

ホーチミンの中心に位置するウィンザープラザホテルサイゴンという名前の立派なホテルに宿泊しながら、バスで遠出してベトナム戦争のときに地上戦があったと言われているフエという地域を見て回ったりしました。

このフエの川沿いで出された料理が原因なのか?定かではありませんが、

フエで食事をした翌日、日本への帰国便を待つボーディングゲートにいたとき、猛烈な寒気と腹痛と下痢に襲われるようになってしまいました。

もしも、ここで体調不良を言い出したら帰りの飛行機に乗せてもらえなくなるかもしれないと思った自分はトイレとボーディングゲートをさりげなく行き来しながらポーカーフェイスで乗り切ろうと決めていました。

なんとか時間が過ぎて無事に帰国便の飛行機に搭乗。
ホーチミンの空港を離陸してから1時間くらいが経過したころ、強烈な腹痛に襲われたので座席のベルトサインが消えたと同時にトイレへ駆け込みました。

このときもう隠すのは難しいなと判断し、寒気と腹痛、下痢のことをメモ用紙に書き留めて機内にいた日本人の客室乗務員に手渡しました。

同時に、一緒にいた会社の同僚にもこの話をし、その人と客室乗務員の方の協力で最後部の座席を開けていただいたので許可を得てそこで横にならせてもらいました。

客室乗務員の方の判断で体温を測ったところ38℃を超えていたことが分かりました。

脇の下を冷やすようにアイスノンが入れられ、下痢による脱水症状になると大変なので水分補給としてポカリスウェットを渡すのでどんどん飲んでくださいと言われました。

機内では私が使うトイレは一か所に限定され、他の乗客がそこを使うことがないように配慮がなされました。

このとき腹の痛みと発熱でうなされていたのと、トイレへの往復を繰り返していたのでおよそ6時間くらいのフライト中の記憶はほとんどなし。

飛行機が無事に成田空港に着陸し、会社のメンバーには私のことは気にしないで先に帰ってもらうようにしました。

機内から空港内にいる航空会社のクルーに対して先に連絡が行っていたのだと思いますが、私はもうフラフラで歩くことができなかったため、飛行機の搭乗口を降りてすぐのところで待機していた車いすに乗せられ、ぐったりとしたまま空港内のクリニックまで運ばれました。

そこで医師の診察を受けて、検便を提出するように言われました。

原因を特定するため便を培養検査に出すのですが
結果が出るまではとても時間がかかると言われて茫然。

この時点では具体的な治療方針を立てることができないということで
空港内のクリニックでとりあえず対症療法のような形をとって下痢や腹痛の飲み薬をもらいました。

朦朧とする意識の中、しばらくはクリニックの中で休ませていただきました。
何時間か経過して少しは良くなったので対応していただいた航空会社のクルーの方に御礼を言って自力で帰宅しました。

下痢がひどかったということで、途中の駅や新幹線の中など色々な場所でトイレに寄りながらでしたが。

そして帰宅したその日の夕方 またしても猛烈な下痢や腹痛、熱に襲われました。

これはもう尋常じゃないなと判断し、奥さんに病院まで送って行って欲しいとお願いをしました。その間は姑に来てもらって子供を見ていてもらうようにし

かかりつけの病院に電話をし、事情を話して時間外診療を受けることなりました。

当直の先生の診察を受けて色々な検査を受けたところ、白血球に炎症反応が出ていることが分かり、「すぐに入院してください」ということになりました。

病院では、看護師さんではなく専属の職員の方が出てきて
ベトナム国内で行った場所や飲食店のこと、成田空港内のクリニックを出てから地元に帰ってくるまでに寄ったトイレの位置まで詳細に事情を聞かれました。

私:「たかがトイレに寄った場所くらいで、なぜこんなにも詳細に聞かれるのですか?」

職員:「便の検査結果が出るまでに時間がかかっています。あなたの症状は赤痢の初期症状と似ていますので、もしも赤痢だと判定された場合、病院からは保健所や国への届け出が必要になる他、あなたが単なる思い付きで利用したすべてのトイレはバリケードで囲って消毒処理をしないといけないという規則があるからです。そこに備えているためこのように色々とお話を伺っています」

私: ガーンΣ(||゚д°)


入院した翌日の朝、会社へ電話をかけて入院の報告をしました。

入院期間中は絶食を命じられ、口から水分を摂取してはいけないということで点滴が入れられていました。

3日間くらいはずっと点滴のままでしたが、徐々に症状が楽になっていったことを確信することができました。

トータルで5日間ほど入院し、無事に退院することができました。

検査結果はプレジオモナスシゲロイデスという微生物による
現地でしかならない食中毒の一種が原因ということでした。

赤痢じゃなくてヨカッタよ。

会社のメンバーは誰も異常がなく自分ひとりだけがこんな目に遭ったのが不思議で仕方無かったです。

人生初の海外旅行で大変な思いをしましたが、このとき東南アジア地域と縁を持つことができたのは何かの運命かなと感じました。

退院後、数日してから航空会社の係の方が連絡を入れてきてくださったので、丁寧に御礼を言っておきました。

日本の航空会社ってすごいフォロー体制ですね。


今日はこの辺で

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