肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

28歳のとき 子供が生まれた次の日

子供が生まれた次の日、病院まで面会しに行ってきました。

そのときの出来事を綴ります。


必要な荷物等を準備して総合病院の産婦人科病棟まで行きました。

ナースステーションに置いてある面会者名簿に時間や名前を書き、あとは奥さんが休んでいる部屋まで行くだけだったのですが、

奥さんの担当看護師がこちらの顔を見るなり、話しかけてきました。


看護師さん:「ご主人、すみません。奥様との面会の前に報告しておかなきゃいけないことがあって」

私:「はい、何かあったんですか?」

看護師さん:「病棟の方針としては、赤ちゃんを出産した次の日というのは基本的に一日中、ベッドで身体を休めていてくださいということを書いたプリントを皆さんに配布しているんです。トイレや立ちあがるときでさえ、ふらついて倒れてはいけないのでナースコールを押してくださいとも書いてあります。」

私:「はい」

看護師さん:「出産後というのは、外見上では分かりませんが満身創痍と同じなんです。だから病院としては翌日くらいはきちんと身体を休めていてくださいね。赤ちゃんのお世話はこちらのスタッフにお任せくださいってことです。奥様の場合はとくに、出血が多かったですからね。」

私:「はい」

看護師さん:「奥様にはあれほど言っておいたのですが、どうしても私が赤ちゃんのお世話するんだと言い張って、頑固なまでにこちらの言うことを聞かなくて」

私:「妻が何かしましたか?」

看護師さん:「こちらのそういった注意を無視して、無理をしてご自分の足で新生児室まで歩いて行こうとしたのですが、途中で力尽きて廊下でバタンと倒れまして」

私:「えぇ」( ´Д`;)

看護師さん:「近くにいた看護師がすぐに駆けつけて介抱したんですけどね」

私:「・・・・絶句。」

看護師さん:「奥様が私に向かって、あなたみたいな独身で男と縁の無さそうな女には出産した人の気持ちなんて分かるわけがないのよ。私は一刻も早く自分の手で子供の世話をしたいの。だから早く子供のところに連れていってくださいって強い口調で言われまして」

私:「妻が看護師さんに向かってそんなことを言ったのですか」
 Σ(゚д゚;

看護師さん:「はい。ですからどうしてもご主人には報告をしておかないといけなくて」

私:「本人が忠告を無視して廊下で倒れたんですよね?それって担当の看護師さんが始末書とか書くんですか?」

看護師さん:「はい。私が始末書を書いて上司に提出することになっています。事故扱いということで」

私:「こちらに過失がある話です。看護師さんは悪くないです。おまけに暴言まで吐いてしまって、本当にごめんなさいね。気分を悪くされてしまいましたね。ちょっとだけ上司の方とお話できますか?」

看護師さん:「いいですよ」

上司の方が登場:「担当看護師があれほど言ったのに、あなたの奥様は言うことを聞きませんでした。途中はどうであれ廊下での転倒は病院側の責任ということになります。ですので、始末書は提出させます。」

私:「なんとか穏便に済ませていただくことはできませんか?看護師さんは何も悪くないと思います。」

看護師さんの上司:「それは規則なので、無理です。担当看護師には始末書を書かせます。ただ、ご主人に言っておかなければならないのは、今後同じことが起きた場合、それは診療を拒否したとみなして強制的にでも退院していただくことになります。こちらの指示に従わないわけですから。」

私:「分かりました。後で本人に言って聞かせます(←聞くかどうかは分からないけど)」


私:「あの、すみません。こういったことって割とよくある話なんですか?」

看護師さん:「私はここに配属されて7年が経ちますが、こんなことは初めてです。出産を終えたママさんたちは、これからの生活に備えてやるべきことや覚えることが目白押しになります。ですので、出産の翌日だけはきちんと身体を休めてくださいという意味でプリントまで配っています。怒涛のように忙しくなるわけですから皆さん、そこまで考えてきちんとお休みされますよ。」

私:「看護師さん、怒っているね(←心の声)」

私:「分かりました。説明していただいてありがとうございました。本人と面会してきます。こういった情報も申し送りのときに皆さんで情報が共有されているんですか?」

看護師さん:「もちろんです。スタッフは全員知っています」

私:「分かりました。」

この後色んな人に「すみません、すみません、ご迷惑をおかけしました」と言いながら廊下を歩きました^^;


病室にて。

私:「昨日は大変な出産だったね。お疲れ様。俺が帰った後はきちんと休めた?」

奥さん:「切開したところが痛くてね。それでも多少は眠れたかな。」

私:「そっか。」

奥さん:「早く赤ちゃんの世話がしたい」

私:「今日は一日休んでいればいいよ」

奥さん:「早く世話したいの」

私:「どうせこれから忙しくなるんだから、今日一日くらいは新生児室にいてもらって、看護師さんたちに任せればいいよ。明日から怒涛の忙しさになるんだから」

奥さん:「あんたにこの気持ちは分からない」

私:「お前さ、俺に言わなきゃいけないことがあるんじゃないの?」

奥さん:「別に何もないよ」

私:「看護師さんから聞いたけど、廊下を歩いてたときに力尽きて倒れたんでしょ?」

奥さん:「あんなのたいしたことないよ。」

私:「駆けつけた看護師さんに何て言ったのか覚えてる?」

奥さん:「何?その口調は?私を責めるわけ?」(←ここで泣きながら怒りだします)

私:「いや、そうじゃないよ。」

奥さん:「あなたは看護師さんの味方なの?」

私:「そうじゃないっての。看護師さんに向かってあなたは男と縁の無さそうな女だとか、そうやって言うのは良くないでしょ?」

奥さん:「もう何よ!」(←キレました)

私:「病院側の指示に従えない場合は、診療を拒否したとみなされて強制的に退院させられるの?分かる?だから、身体を休めておけって言われたら一日くらいはそこに甘えてそうすればいいの。なんでそれが分からないの?」

奥さん:「他の人に子供を触らせたくないの」

私:「気持ちはわかるけど、看護師さんは職業としてプロとしてやっているわけ」

奥さん:「何よ!私の気持ちはどうなってもいいの?」(←泣きながら怒る)

私:「今日はもう帰る。これ以上話しても終わらないから。」



こんなやり取りを経て、病室から出ました。

このときのやり取りは一生忘れないから、根に持ってやると後で言われました。


再度、看護師さんにお願いをして新生児室にいる我が子を抱かせてもらってから
帰宅しました。


この後、奥さんは手負いの獅子のようで生まれてきた子供は自分以外の誰にも触らせたくないと言い始めるようになり

人にもよると思いますが、出産後の女性というのはものすごい感情的といいますか、神経過敏のようになるんだなっていうことを目の当たりにしました。


今日はこの辺で

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