肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

28歳のとき 家庭内予選 1

正社員としてあるメーカーの営業職兼メンテナンス要員として就職することができました。

奥さんのお腹には子供が宿っておりましたので夢中で仕事に取り組んでいました。

入社から3カ月が経過し、仕事と生活が落ち着いてきたときにマイカー購入をめぐってバトルしたときのことを綴ります。


営業職ということで、私は朝早くから夜遅くまで何日も泊まりがけの出張をすることが多かったため、会社の裁量で営業車両を使って直行直帰が許されており、自宅から普段の通勤にも使用して良いと認められていました。

当時、夫婦で使っていたのは奥さんが独身時代に購入したフォルクスワーゲンのポロという車でした。

国産車の同クラスと比較して、内装や足回り、ドアの厚みなどはポロに軍配が上がっていたのですが、エアコンや電気系統の故障が何回もあり、何かが起こる度に修理代として想定外の出費を余儀なくされることがありました。

一度修理に出せば、長い期間預けられることがあり代車ばかり乗っていた時期もありました。

そんなことがきっかけで、ファミリーカー購入をめぐって夫婦バトルといいますか家庭内予選が始まったのです。

奥さん:「ねぇ、子供が生まれるし想定外の出費とか大変だからこの際、思い切って車を買い換えようか?」

私:「それはいいね。そうしよう。」

二人で合意できたのはたったこれだけ。

ここからバトル開始です。

奥さん:「私は7人乗りのミニバンが欲しい。」

私:「夫婦+子供一人で3人しかいないのに、そんなの大きすぎるわ。」

奥さん:「はぁ?3人じゃないよ。私のお母さんとか他の兄弟も一緒に乗るから車は7人乗りなの」

私:「言っていることは分かるけど、自分たちは結婚して新しく家族を持ったわけよ。3人乗れればそれで充分でしょ。3人家族っていうひとつの単位なの。分かる?」

奥さん:「だめ。ミニバンで7人乗りを買うの!」

私:「じゃ、中古車なら買えばいいよ。どうせぶつけるんでしょ?」

奥さん:「これから赤ちゃんが生まれるんだよ?新車じゃなきゃヤダ」

私:「新車は高すぎるでしょ?」

奥さん:「じゃ、ディーラーまで行って見積もりしてもらう?」

私:「最初から新車を買う気はないんだから、わざわざ行って見積もりを取る必要はないよ。」

奥さん:「だめ。行くの!!」

しばし怒鳴り合いwww

口論に疲れてしまい、話し合うことすら面倒になりました。

私:「なら、ディーラーに行って見るだけならいいよ」

奥さん:「あんたは最初からそうやって言っていればいいの!」

私:「俺としては、高額なローンを組んでまで新車を買うことには反対。あとは7人乗りのミニバンなんかいらない。どう考えてもオーバースペック。排気量は大きいし税金やガソリン代はかかるし維持費だって高いんだぞ。7人乗りを考えるなら、手持ちの現金プラスアルファで余裕のある範囲でローンを組んで買える程度の中古車にするか、それかもう家族3人だけと割り切って、コンパクトクラスの新車をローンで買えば、負担が少なくて済むんだぞ。生活設計を考えるならそれが最善かと思う。」

奥さん:「あんたが何を言ったって私は譲る気ないからね」

こんなことを経て、こちらは消化不良の気分になったままディーラーへ行きました。

私には大きな負い目がありました。
当時は新しい仕事に行き始めたばかりだったので、自分の名前ではローンを組むことができなかったのです。

奥さんはそれを知っていたからこそ、強気でいることができたのでしょう。

夫婦二人で営業マンと話しているとき、もう奥さんは買う気でいました。


奥さん:「主人の名前や勤続年数ではローンの審査に通らないので、私の名前で審査にかけてください。」

こう言って、所定の用紙を受け取ると国家公務員という武器と勤続年数や所得などを記入しローンが通るかどうかの審査にかけてみました。

もちろん結果は、何のおとがめもなくOK。

それどころか、ここでも営業マンが「奥さんの信用なら、もっと上のクラスでも行けますよ」

アパートを借りるときの審査でも、奥さんの信用で審査を通していました。

車を買う場面でも同じように私は撃沈させられてぐぅの音も出ませんでした。

私:「もうさ、好きなようにすれば(白目)」

今、思うと我が家は男女の関係が逆転していた夫婦だったと思います。

こんな力技を経て、フォルクスワーゲンポロは下取りに出されることになり、7人乗りミニバンの新車が納車される運びとなったのです。契約から全ての段取りは奥さんと営業マンが二人で進めていくことになり,


私は蚊帳の外になったのです(T_T)

このファミリーカー購入をきっかけに、奥さんはどんどん家庭内での力を大きくしていきました。

いつの間にか、玄関の表札まで奥さんの名前が上になり、私の名前が下に書かれるようになってしまいました。

「さすがにこれはやめてよ」と何回も直すように言ったのですが、

奥さん:「誰の名前でアパートや車の審査を通したと思っているの?あんたの名前じゃないんだよ」と言われて何も反論することができませんでした。


度々、近所の方から「旦那さんってお婿さんですか?」と聞かれたのですが、
その度に「いえいえ、相手がお嫁に来たんですよ^^;」と答えていました。


車のことはともかく、玄関の表札に関しては私の方の祖父母や両親が大変お怒りでした。

しかし、現実は厳しかったです。

奥さんがサポートしたおかげで私がまともに仕事に就くことができていたのもまた事実。祖父母や両親でさえ、私の奥さんには頭が上がらないという状況になっていました。


今日はこの辺で

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