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 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

ラオスでずっと暮らすなら死を意識しろ

Laos

ラオス滞在時の話です。

年に一回は日本に一時帰国していました。
常に死を意識しながら生活していたので、
日本にいる家族に遺言を伝えることが目的でした。

毎年、家族に伝えていた内容:

  • たとえ自分が事故や事件に巻き込まれて死んでも文句は言わない。
  • いつ死んでも後悔しない生き方をしている。
  • どんなに理不尽な死に方をしても、文句を言わずに受け入れてくれ。
  • 火葬は現地で適当に済ませてくれ。墓はいらない。
  • 遺骨は日本に持ってこなくてもいい。
  • 命に関わる病気や大きなケガをしても、日本で治療を受ける気は無い。その場合は死なせてくれ。
  • もしも、死んだ場合に備えて、リストに作った友達のところには連絡を入れてほしい。
  • 荷物はひとつ残らず、全て処分してほしい。

毎年 一時帰国するたびにこれだけの覚悟を持って家族に伝えていました。

ラオスで長期滞在したいなら、

  • まずは本人が覚悟を決めろ
  • 出国前に日本にいる家族にその覚悟を真剣に伝えろ、
    悔いが残らないよう書面に残しておけ
  • 死にたくないなら万が一に備えて手厚い保障内容の保険を契約しておけ
  • でも手厚い保険の掛け金は相当高いよ

ということを言いたいのです。


以下、本題となります。


毎年4月中旬がピーマイラオ(ラオスの正月)になります。
そのときは大学の授業が休みになるということで
日本へ一時帰国するのが習慣になっていました。

同級生たちと約束して食事に出かけたり、他の国へ旅行に出るなど
年に一度のリフレッシュ休暇のように自由に時間を使っていましたが、
本当の目的は死を覚悟しているのでそれを告げに帰ってきていただけです。

ラオスで暮らしていると、常に事故や事件に巻き込まれないように
身の安全を考えながら暮らさないといけなくなります。

日本人旅行者の方がSNS等で
ラオスに行ってきたー楽しかったー^^」みたいな記事を上げているのを見ると、
ラオスは国の政策として観光業に力を入れているため、
観光で楽しかったという感想を持つのは当然のことだと思って読んでいます。

ただし、ずっと住んでいたいという人の投稿を読んでいると
「本当に大丈夫なの?覚悟はできてる?」と聞きたくなってしまいます。

まず、ラオスは医療技術や社会保障の面が日本と比較して大きく遅れています。

交通事故の件数が尋常じゃないくらい多いです。

首都ビエンチャンでは、朝晩の交通ラッシュの時間帯は
マリオカート実写版のように自分勝手な運転をしている人が多く見られます。

治安が悪い地域もあります。

理不尽な事故や事件に巻き込まれたって、誰も証言などしてくれません。

それどころか、自分に過失があっても有利になるよう
警察官に袖の下を渡す奴だって大勢います。

ラオスの警察官が正義の味方などと本気で思っている人は来ないほうがいいです。

具体例を挙げると、
日本人の方が車に乗っていて信号待ちをしていたときに、
非番の警察官が飲酒運転をしていて、車をぶつけられたことがありました。

日本人側には全く過失がなかったのですが、
警察官が飲酒運転の事故がバレてしまうと免職処分になってしまうため、

警察官は「すべてお前が悪かったことにしろ」と無理難題を押し付けてきたそうです。

日本人側が「そちらがぶつかってきたのだから、車の修理代を払え」と言ったところ
警察官は「お前らが悪いんだから、自分で全部修理しろ」と責任を押し付けてきたそうです。

日本では到底考えられないようなことですよね。
こんなことラオスでは日常茶飯事です。

もしも、これが日本大使館関係やJICA関係の車だったら、
飲酒運転をした警察官が悪いということで相手も素直に負けを認めるそうですが、
それ以外は面倒な揉め事や騒動に発展します。

一般の日本人がこの理不尽を翻そうと思ったら、
身内に現地の警察署長か政府高官がいるくらいでないと、
対抗できないくらい大変な目に遭います。

ラオス社会主義の国。
共産党が支配する一党独裁政権で階級社会です。
日本とはわけがちがうことを忘れるべからずです。

他にも色々なことがありました。
ラオス国立大学で勉強をしていたとき、
他国の学生が交通事故に巻き込まれて命を落としてしまいました。
自分はその方の葬儀に出たことがあります。

異国の地で悲しみに暮れる家族の方々を見てどんな気持ちになったことか・・・。


飲酒運転によるひき逃げが多発しています。
飲酒運転で人をはねて死なせて逃げると厳罰が待っているため、
ほとんどの人は一目散に現場から逃走します。

逃げ切れなかった人は警察に捕まります。

日本企業の駐在員、大使館やJICA関係など国際機関の仕事に就いているような方たちは所得も高いですし、所属している組織で保険の契約等をしているので
どんなことが起きても、日本へ緊急搬送してもらえるような手厚い保障内容の保険を契約することで万が一に備えることはできますが、

それによって事故に遭う確率が変わるわけではありません。
100%命が助かるような保障はどこにもありません。

日本なら事件・事故が起きてもかなりのスピードを持って
ドクターヘリや救急車が対応してくれます。
警察にも科学捜査をする能力があります。

ラオスの場合はどうでしょう?

まず、救急車を呼んでもすぐに来るとは限りません。
交通事情が悪いところだと尚更です。
警察官を呼んでも「助けてやるけど、いくらくれるの?」って平気で言ってきます。

科学捜査など叫んでも徒労に終わるだけです。

ですので、ラオスで長く暮らしたいなら相応の覚悟が必要になります。

駐在員の身分ならきちんとした待遇が用意されているところが
ほとんどだと思いますが、
現地採用の人が同じような保険を契約したいと言っても
「自分で何とかしろ」で終わってしまう話かも知れません。

ゆえに
ラオスで長く暮らしたいなら
色んなことが起こるから覚悟しておけ、死を意識しろと言いたいのです。

今日はこの辺で

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