読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

24歳のとき  同業他社との競争

実家の自営業を手伝っていたとき、同業他社が勢力を拡大してきて競争が激しくなってきたときの話を綴ります。


以下、本題となります。


祖父が代表取締役、祖母が経理、父親が専務、そして私
わずか4名で日々の仕事を回していました。

祖父が高齢だったことで、営業先で車をこすってきたり、注文の数量や金額を間違えてしまうなど、どうしても避けられないことが起きるようになってしまいました。

話し合いをして、祖父には極力事務所にいてもらうようにし、その代わりに自分が外に出る仕事を引き受けていました。

徐々に注文の量が下がってきた時期があって、どんな原因があるのだろうかと話し合った結果、やはり東京や大阪、名古屋などに拠点を持つ大手企業があちこちに支店や営業所を出して勢力を拡大してきて競争が激しくなってきたことが大きな原因として挙げられました。

実家の仕事は卸売業なので、基本的にはメーカーから仕入れたものを他の業者へ転売するのが主な仕事でした。

例を挙げて簡単に説明すると・・・
こちらの会社ではある商品一個あたり90円で仕入れたものを100円で転売するような感じだったのが、

同業他社は豊富な資金力を武器にして、商品を一度に大量に仕入れて安くさばくことができるので、全く同じ商品を3~4個セットにして100円又はそれよりももっと安い価格で転売していることが分かりました。

このようなことをやられてしまっては、個人でやっている業者は全く勝ち目がありません。

いくら祖父や父親がお酒の席で顧客を接待し、昔からの付き合い・義理・人情などの部分で努力を重ねたとしても、同業他社との競争の中においては、数量や金額といった部分では火を見るよりも明らかな結果が出てしまいました。

同業他社は人員も豊富なため、顧客から「すぐに持ってきて」と言われれば迅速に対応できるだけの機動力も持ち合わせていました。

こうして金額面や納期スピードでも負けていくようになりました。

メーカーの立場としても、個人でやっているところと細々と付き合うより、豊富な資金力を持った大手企業が定期的に一括で大量に仕入れてくれる方が付き合うメリットがあったのだと思います。

メーカーなど取引先の方が失敗をしてしまったとき、私の父親は電話越しに平気で
「バカヤロー」「コノヤロー」「アホ」「ボケ」というように大声で怒鳴るような人だったので、おそらくきちんと教育された社員がいる会社を相手にした方が良かったのでしょう。

こんな感じで徐々に商売が厳しくなっていく様子を目の当たりにし、
商売というのは古い人間が思う義理人情などは排除して、結局は現実の数字だけが付き合いをするメリット、デメリットの分かれ目になっていくんだなということを痛感させられました。

祖父が会社を設立したばかりのころ、誠実で真面目な人柄を買っていただいて商売が拡大していきました。

仕事以外でも頼まれたことはむげに断ってはいけないと、全く無関係だった電気配線なんかも修理するようになり、多大な接待交際費をつぎ込んではお酒の付き合いを繰り返し、

その果てに、注文が減っていき、少しずつ相手にされなくなるという・・・。

ひとつの時代が終わりそうな予感がしていました。

今日はこの辺で


広告を非表示にする