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 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

ラオス語の文書を日本語に翻訳する仕事を承っております。ラオスに辿り着いて翻訳者になるまでの人生の軌跡も綴っています。

24歳のとき  電気工事士の試験勉強で心掛けたこと 1

人生の軌跡 電気工事士

実家の自営業の仕事を手伝っていたとき、得体の知れないもやもやとした気持ちが渦巻いていました。

おそらく社会や他人の目線を気にするあまり、履歴書に書けるような学歴や資格が何も無かったことに対し劣等感や負い目を感じていたのだと思います。

そういった要素をバネにして、まずは第二種電気工事士等の勉強に取り組んで資格を取得したときの話を綴ります。

以下、本題となります。

「世の中は実力主義だよ、学歴や資格なんて関係ないよ」
こうやって言う人に限って、だいたい立派な学歴や資格を持っているというのがほとんどだと思います。

就職活動で企業側が合否を決めるときや、
フリーランスとして誰かに仕事を出すときにどこを見られるのかと言ったら、
やはり学歴や資格、経歴に注目されるはずだと判断し

実家の自営業の仕事が終わった夜の時間帯は、資格試験の勉強に充てることにしました。

きっと誰が見ても認めてもらえるような看板が欲しかったのだと思います。

結果的には、1年間の勉強期間を経て

  • 第二種電気工事士(学科・実技)免状取得
  • 第一種電気工事士(学科・実技)試験合格 (所定の実務経験が不足のため免状は無し)
    ※ 第一種に関しては、学科と実技に合格していれば免状が無くても書類の申請をすることにより、認定電気工事従事者として同じ仕事に従事することができます。

この2点を成し遂げることができました。


世の中には、民間の会社が工事士の試験に合格させるための各種講座などを開催しているらしいので、人によってはそういった講座を受講することを選択肢に入れれば良いと思います。

私の場合は、中学校を卒業後、地元の工業高校の電気科に入学したのですが、
2年のときに学校で暴力事件があって不良グループから殴られ、それをきっかけに通信制の高校に転入した経緯があります。

電気工事に関しては高校時代に勉強していたことや
実際に職業として電気工事業の会社で働いた経験など
ある程度の下地があったので独学で勉強を重ねて取得しました。

現場で働いていたときは、無口で身勝手な職人から仕事を教わることができなかった悔しさ、職人と呼ばれていた人が実は二種試験しか持っていなかったこともあり、だったら自分はその上を行こうという負けん気で一種試験まで挑戦した経緯があります。


学科試験の勉強で心掛けたこと
学科試験に関しては、まず書店で過去問の問題集(過去7~8年分)を買いました。

何十回、何百回も繰り返しこなす必要があったので、テキストには直接書き込まないことにし、近所のコンビニに行ってはその日の勉強に必要な枚数だけコピーして解くことにしました。
(※ 家にプリンターが無かったので、コンビニでコピーしていただけです。)

勉強を始めた最初のころは、時間を計測せずに計算問題や内線規定、法規などの各問題を解いていきました。

理論や計算問題は現役高校生のときに経験して理解していましたし、
内線規定に関しては現場経験があるのでイメージはできていましたが、
ちょっとしたひっかけ問題があって、最初のころはあまり良い点数を取ることはできませんでした。

間違えてもいいからとにかく何十回と同じような過去問を繰り返し説いていくことを徹底していくうちに問題の傾向がつかめるようになっていきました。

例えば、オームの法則を利用した計算問題については、電気回路の構成は同じようなパターンで出題されるという一定のリズムがあることに気付き、年度によって電圧、電流、抵抗の数値が変わっただけみたいに理解をしていけるようになりました。

オームの法則三角関数など、計算問題はできないからと言って頭から決めつけてしまい、最初から捨ててしまう人が多いかも知れませんがそれでは試験に落ちてしまう確立を高めてしまうだけです。

配点の大きな問題もあるので諦めずにオームの法則から理解して計算問題に慣れていくことを強くお勧めします。計算ができないから諦めるのではなく、最初は間違えてもいいから何十回でもテキストをコピーしてやり続けることが重要です。

数え切れないほどの回数を繰り返して解いていき、間違えてもいいから問題集の中にある解説を読みこむことで最初は分からなかった問題が徐々に掴めてくるようになります。

慣れたころ、次は実際に時間を計測して問題を解くことを繰り返しました。

時間を計測していなかったときの習慣が身についてしまったため、問題によって時間の配分をすることを忘れてしまいましたが、徐々に時間のペース配分も考えながら慣れていくことができました。

このようなことを経て学科試験に合格しました。


実技試験の勉強で心掛けたこと
実技試験に関しては、実技用の過去問の問題集を買いました。

ポイントは 5点 (工業高校の電気科に通っていたときに先生から教わった内容より)

  • 制限時間以内で確実に終わらせること
  • 皮むきのときに、ペンチやナイフで銅線の部分に傷をつけたらアウト。
    試験官にちょっとでも怪しいと思われたらアウトの判定をされます(←これ重要)
  • 焦って作業し、指先を切って出血するとその場でアウト
  • 線をジョイントするときに、電線の線径や本数とリングスリーブの径や圧着工具の径を間違えたらアウト。リングスリーブの端が電線のビニールの被覆部分に触れたらアウト。
  • 誤結線は問答無用でアウト。


勉強の前に通販等で必要な材料(各種スイッチ類、コンセント、ランプレセクタブル、ジョイントボックス、ゴムブッシュ等いろいろ)を買っておきました。

電線は電設資材を扱っている業者を訪ねて、線径によってそれぞれ一巻100mの束という単位で買っておきました。

リングスリーブはいくつかの径があるので、ある程度の数をまとめて買っておきました。

家で実技試験の練習をするとカットした電線や被覆など大量のゴミが出るので処分方法も事前に確認しておくことが必要です。

実技試験はタイムアタックで勝負が決まる要素があり、ほんの一瞬の迷いや焦りが勝敗を分けてしまいます。
分からなくなって固まったら時間切れでアウトになります。


最初は時間を気にせずに課題をこなすようにし、充分慣れてきてから時間を計測していくようにしました。

試験日が近づいてくると、プレッシャーや緊張もあるため、所定の試験時間よりもさらに短い時間でできるくらいにまで高めておく必要があります。

単線図から複線図に直すとき、なんとなく汚い文字や絵でダラダラと書くのではなく、
余白を使って綺麗で確実な絵を書くところから入っていきました。

時間のロスを減らすめ、電線の長さを測るためのスケールは使用せず、自分の握り拳ひとつ分が10cm (100mm)だと事前に把握しておき、あとは電工ナイフの刃渡りなども最初に測っておくことでそれをスケールの代用としていました。

こうすることで、例えば20cm(200mm)なら拳2つ分握れば良いということで簡単に長さを測ることができます。


現場経験のある人はカッターナイフで作業しても良いと思いますが、刃が奥に入りすぎてしまい銅線を傷つけるリスクがあるので、自分は電工ナイフだけを使っていました。

※ 試験官は作品を評価する時、皮むきをした場所に投光機の光を当てて目の前で見るくらい厳しくチェックします。(工業高校の電気科に通っていたときに先生から教わった内容より)



第二種電気工事士の実技試験はこんなことを繰り返して練習しました。


今回この投稿では、あくまで私が過去に経験したことを基に書かせていただきました。

実家の自営業の仕事を手伝っていたとき、一日の仕事が終わってからの時間を利用して学科や実技の練習をしていました。


もちろん、仕事ですから精神的にはキツイ場面があったものの、
体力的にはそこまで追い込まれることがなかったので、勉強をする時間を確保して
合格できたのだと思っています。

実際に電気工事業の現場で作業をしている人は、毎日過酷な現場をやっているので、
仕事が終わった後に勉強をしたくても、
ぐったりと疲れてしまってそこまでの気力が起こらないこともあるでしょうし、

現場で自分の腕よりも太い電線を何キロも引っ張ったりして、筋肉痛で腕や手がプルプル震えてしまい、ペンや工具すら持つ気力が失せてしまい勉強どころではないような時もあると思います。

なので、ほんの一例ということで解釈していただければと思います。

今日はこの辺で。

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