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 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

(続) 高校卒業後 19歳のとき新聞配達の仕事で蟻地獄にはまる 4

私と会社の間では正社員・各種保険完備ということでお互いに条件を確認しあって雇用契約書を交わしたはずが、

入社して3か月が経過しても健康保険証はもらえないし、社会保険の手続きが何もされていないことを疑問に思っていました。

そこで職場が契約している社会保険労務士に問い合わせたところ「あなたの給料は月給制ですが、身分はアルバイトの扱いになっています。御社の社長さんから、あなたの保険関係は何も手続きしなくていいと指示されています」と言われ、唖然。

えぇ?契約違反?労働基準法違反?法律的にこんな雇用形態ありなの?
様々な気持ちが頭の中でグルグルと回っていました。

当時はこんな言葉は無かったのですが、今でいう立派なブラック企業そのものです。

正社員と言われ、要求されたことには結果を出していくことで
相応の仕事をこなしてきたのに、
肝心な保険関係が何も手続きされていなかったなんて、あまりにもひどいじゃないか・・・

蟻地獄のような環境から抜け出すために、リベンジすることにしたのです。


以下、本題です。

この時期は悩んで苦しかったのですが、他のパートさんや社員のM君など職場の人には何ひとつ相談をしませんでした。

不平不満はあったものの、表に出すことなく基本的な業務はきちんとこなしていました。

ただ泣き寝入りでこのまま何もしないということではなく、慎重にどう行動すべきかを考えていました。

勤務先である○○新聞店というのは、某大手新聞社の本社がマネジメントしていることを知っており、担当部署の方とは顔見知りでした。

  • 先代の社長が勤続3年以上経過したパートさん達には慰労金として現金10万円を支給するという大きな宣伝文句が書かれた求人広告を配った。
  • それを見てパートさん達は仕事に応募してきて採用されている。
  • 先代の社長が突如病で倒れて寝たきりになってしまい、口が聞けない状態になってしまった。
  • 先代の息子さん夫婦が経営を引き継ぐことになった。
  • 勤続3年が経過したパートさん達は、約束の慰労金が欲しいと二代目社長に相談。
  • 二代目は自分がした約束ではないので、お金は払わないと言った。
  • パートさん達は慰労金が欲しくて3年間頑張ってきたのに、払わないというのはおかしいのでは?疑問に思って弁護士による法律相談まで行ったこと。
  • 弁護士の見解は調停か裁判をすれば、慰労金を受け取ることができるとのこと。
  • パートさん達は、集団で仕事をボイコットすることも考えている。
  • 自分はこの事態を収拾しきれなくなって、非常に困っている。
  • 朝刊配達の仕事をボイコットされた日には、契約していただいているお客様達に多大な迷惑がかかってしまうため、それだけはどうしても避けたい。

こういった経緯があるので、是非とも本社の担当部署が介入して助けてほしいと手紙を書き、手渡ししておきました。

その後、改めて担当者と電話で相談し「朝刊配達のパートさん達が集団でボイコットしようと考えている」が大きく響いたのか、新聞社の担当部署内でも深刻な問題だと受け止められたため、一度日時を設定して会って話しましょうという流れになりました。

毎日の業務の中で、私がこうやって動いているなんて職場の人は誰も知らなかったと思います。

いつもは日曜日の朝刊配達後の時間帯でパートの○○さんが経営しているカフェで皆で集まって話をしていたのですが、たまには日時や場所を変えて話そうよと提案し、

私はパートさん達を裏で動かすボス猿さんの存在がどうしても許せなかったので、
その方には休みを取っていただくことで外れてもらい、

予定通りファミレスで職場のことを話す機会を設定し、本社の担当部署が来るとは伝えずに「知り合いでちょっと法律関係に詳しい人が来るから慰労金のことを話してみようよ」とだけパートさん達に伝えておき、実際に同席していただいて、これまでの経緯を話してもらいました。

パートさん達はまさか本社の担当部署が動いているとは知らずにただの法律関係の人としか思っていなかったはずです。

「これは内緒の話なんだけどね、慰労金がもらえないから仕事をボイコットしたいけど、そういう権利はあるの?ストライキをすればもらえるようになるの?」とか大きな声で聞いていて、私はコーヒーを吹きそうになってしまいました。

私が助けて欲しいと本社の人に手紙を書いた内容は虚言ではなく、真実だったと知っていただくことができました。本社の方はボイスレコーダーまでこっそり準備して、会社で報告したのだと思います。

この日以降、本社の担当部署の方が頻繁に販売店に顔を出すようになってきたのです。

もちろん、パートさん達が反乱を起こすことがないように二代目の社長夫婦を監視するためです。

自分の保険関係が手続きされていなかった問題については、まだ伏せておいたままでした。

長くなったので、今日はこの辺で。


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