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 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

ラオス語の文書を日本語に翻訳する仕事を承っております。ラオスに辿り着いて翻訳者になるまでの人生の軌跡も綴っています。

ラオス国内旅行記 (ルアンパバーン県・ナムバーク郡・南ナーニャン村)

Laos

まとめ。

  • ラオス滞在時、大学の休みを利用して国内旅行をしたので、そのときの写真をアップする。
  • ラオス北部の都市・ルアンパバーン県の中心街は世界遺産に認定されている観光地として有名。

  • 訪問したナムバーク郡・南ナーニャン村は中心の観光地から4時間ほど離れた農村で、つい何年か前にようやく電気が通ったような村。

  • ラオス旅行の際、地方の村に遊びに行きたい場合は、旅行会社に相談するのが無難です。(万が一、事故やアクシデントがあった場合に備えて)


ラオスの首都ビエンチャンのワッタイ国際空港から国内線を利用し、40分ほどのフライトを経て北部の都市ルアンパバーン国際空港に到着。ラオス国営航空の国内線はプロペラ機を使って運航していました。ラオスは階級社会なので、身分が高い(とされている)人は、どんなに混雑していようが、横から優先搭乗させてもらえます。

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飛行機を降りると、警備員の誘導でそのまま徒歩でターミナルビルに入り、機内に預けてあった荷物を拾うためにターンテーブルまで行きます。身分の高い(とされている)人はなぜか、タラップを降りる直前で機内にいるうちから優先的に手渡しで荷物を受け取っていました。

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空港で荷物を受け取ったら、カウンターでお金を払ってタクシーを呼んでもらい、空港から10分ほど移動した位置に「北バスターミナル」があるので、そこで降ろしてもらいます。運転手には自分から話しかけて降ろしてって言わないと、そのままどこか他の場所に行ってしまいます。
ラオスでは、多くの人の移動手段はバスになります。
このフライトは40分で移動できましたが、寝台ベッドつきのバスだとデコボコの山道を12時間近く走って移動することになります。
移動だけで相当な体力を消耗するので、自分は飛行機を選びました。
ラオスでは飛行機に乗れる時点ですでに「お金がある人」と見なされるので、タクシー代はなかなかのぼったくり価格を提示されます。
ある程度、現地語で値下げ交渉はできますが、それでも現地人の感覚からしたら相当ふんだくられた価格だと思います。
値段交渉のときは、メチャクチャなことを言われますが、
どんなにキレても相手を怒鳴ったりしてはいけません。
たとえ相手を怒鳴ってもタクシーに乗せてもらえるとは思いますが、変な運転手に当たると怒鳴られた仕返しで、誰もいないような農道や辺鄙な場所でポイって降ろされるかも知れません。
(本当、どうなっても知りませんよ。)

ここが北バスターミナル。

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お昼前にターミナルに着き、次の場所へ向かうための切符を買おうとしたら、窓口の職員がそろって昼食タイム(゚д゚;)
「切符を買いたい」と言っても自分たちの食事のほうが優先で
「あっち行ってろ」みたく言われます。
誰かが窓口をやって、誰かが交代で食べればいいのに・・・と思うのですが、この人達は超マイペース。他人の意見は全く聞きません。
他にも旅行に来ていた外国人が窓口でキレていました。
彼らがスローペースで食べ終わるのを延々と待たされ、ようやく切符を購入。
ここでナムバーク市場行きの切符を購入します。
時刻表はあってないようなもの。トラックに荷物を載せるときに、運転手に「何時に出るの?」と聞いてはおきますが、人や荷物が満載になると時間を待たずに発車することがあるので、時間をつぶすときは、目当てのトラックが見える場所にいましょう。

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ルアンパバーンの北バスターミナルからナムバーク市場までは4時間ほどの道のり。日本のような便利で快適な高速道路はないので、田舎の農道やデコボコの山道を抜けて走るしかありません。
ずっとこんな山道で景色がほとんど変わりません。
道が悪くてすごく揺れるので、猛烈にトイレに行きたくなったりします。こういうときは遠慮せずに自分から運転手に話しかけましょう。どこか適当な場所に車を寄せてもらうことができます。男の人はそこらへんの道端で立小便。女性の方はどこかの草むらに隠れて用を足します。

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デコボコの悪路を4時間ほど揺られて、ナムバーク市場に到着。
超がつくほどの田舎ですが、ここが交通の拠点となる最後の場所です。お世話になるところの家族に電話をかけて、ピックアップに来てもらいます。

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ナムバーク市場から、滞在先のお宅まではさらに10キロほど奥に入ります。
辺鄙な場所のためか、移動している最中にポケットWifiの電波が届かなくなりました。
こんな農道をひたすら進むのみです。目印になるような建物や看板、街灯などはありません。

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ようやく滞在先の村(南ナーニャン村)に到着です。

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近所の子供達が出迎えてくれました。

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滞在でお世話になった家はこちらです。ここでは日本のように地震に対する備えという概念が無いのか?村ではほとんどの人が家族や親せきで協力し合ってDIY(Do It Yourself)で家を建てるそうです。確かに、自作技で建てた家なのでちょっと傾きがあったり?梁が途中で継ぎ足してあったり、基礎と柱の中心線が思い切りずれているなど、ツッコミどころが満載の家でした。つい何年か前に電気が通ったばかりで街灯が何もないため、夜はここから見る星がとても綺麗で印象に残りました。

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到着したその日の晩、滞在先の家族や近所の方たちが自分の来訪を歓迎して、宴会を開いてくれました。自分もその気持ちを返すためにビアラオ(ラオスのビール)を何ケースか買って差し入れしました。

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本当に彼らはビアラオが好きですね。イッキの連呼、一度の宴で何回も乾杯、一口飲んだだけなのにどんどん注ぎ足されるわ・・・

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男たちが騒いで飲み食いしている間、女性と子供達はおしゃべりを楽しみつつ、料理や洗い物などすごく一生懸命にやってくれていました。

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自分は致死量必達なほど飲まされたので、早めにダウン。
移動の疲れもあったので、先に休ませてもらいました。
次の日は、滞在先の家族が持っているオートバイに二人乗りさせてもらって、近所の定期市へおでかけ。

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その後は、南ナーニャン村を散策。
各家庭には、外にこのようなデッカイ鍋が置かれているので何かと聞いたら、これは染物用の染料を入れて煮込むための鍋ということでした。
鶏は良いエサをあげれば卵を産むので、産みたてを食事のときに食べたりします。もちろん、食材として有難く命をいただくこともあります。
目の前で鶏をしめて、それをさばいて料理する姿を見ることができたのは貴重な体験でした。日本ではなかなかお目にかかれない光景です。

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基本的には農業の村ですが、現金収入を得るために繊維商品を自分たちで作り出しています。自分たちで文化的なものを生み出しているため、国からບ້ານ ວັດທະນະທຳ(文化村)の称号を得ている村でもあります。

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多くの家庭では、軒先に織り機が置いてありました。
お姉さんは恥ずかしがってカメラから目を背けてしまいました。

自分の大学時代、同じクラスだったラオス人の女の子は同じような田舎の村で育った子がほとんどでした。
大人になっても食べていけるようにと、幼いころからお母さんが織り物を教える家庭が多かったです。本人たちが首都ビエンチャンの大学で勉強している間、お母さん達は地方の村でこうやって織り物を大量に作っておき、子供が帰省したときに「これを売って生活費の足しにしなさい」と持たせていたそうです。
多くの女の子たちは、育った家でお母さんからつきっきりで織り物や農業、家庭の料理などを学んでいます。なので、どの子も料理がとても上手で家事も積極的にこなすなど、尊敬できる点が多くありました。

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専門家ではないので、どんな工程かは分かりませんが、染めたものはこうやって干しているのでしょうか?

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お母さんにカメラを向けたら恥ずかしがって、そっぽを向いてしまいました。

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色んな工程を経て完成した商品の一例です。自分もこのハンカチのようなものを購入しましたが、手触りは麻(あさ)のような感触でした。他にはストール(首に巻くもの)も作っています。

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ここは農村なので、基本的に食べるものは自給自足の精神が根付いていました。見た目は質素な料理ですが、自分たちの畑で作った無農薬の野菜、近所の川で釣ってきた魚など。穀物はカオニャオと呼ばれるもち米が主食です。(写真を撮り忘れました。)
カオニャオを食べるときは、箸は使わず手づかみで食べるのがラオス流。
唐辛子を粉末にし、ナンプラー(魚醤)を加えたようなジェオ(辛口味噌みたいなもの)をもち米にペタペタとつけて食べると美味しいそうですが、あまりにも辛いため、日本人はやらない方が無難でしょう・・・。

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大学が休みの期間はこんな感じで地方の村に滞在し、他にも色々な体験をさせていただきました。
まだ色々な話しがありますが、今日は疲れたのでまた気が向いたときにでも旅のネタを更新します。

数日の珍道中を経て、ルアンパバーン国際空港に戻り、無事に帰宅しました。

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ມື້ນີ້ພັກຜ່ອນ! (今日はもう休もう!)


 

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