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 肉が行って魚が来る  ຊີ້ນໄປ ປາມາ

紆余曲折の人生をストレートに表現しています。

ラオスとベトナム、中国の関係は

ラオス国立大学に留学していた5年間(2010年~2015年)、
私が在籍していたクラスではラオス人8名、ベトナム人20名、中国人3名、韓国人2名、日本人は私一人だけという構成でした。


クラスの中で決めごとをするとき、声のデカイ中国人たちが3人で意見を言っても、人数の多いベトナム人が多数決で強引に押し切る場面が多くあり、まるでベトナムに来てしまったような錯覚を感じたことが何回もありました。

当時、ラオス国立大学全体で在籍していた外国人留学生の数はベトナム人が500名、中国人が400名いたのに対し、日本人学生は多くても10名程度でした。

近年、中国はものすごい覇権国家になりつつあります。特に北部の国境付近にある雲南省からは多くの人がラオスに流れてきている関係で北部の街はどこに行っても中国語の看板が目立ったり、中国のナンバープレートを付けた車が多く走っていたり、中国の建設会社が手掛けている建設現場も多く見かけました。

その勢いは首都ビエンチャンにも及んでいて、市内の2か所に大きな中国市場(タラートジン、タラートサンジアン)ができていたり、中国企業の進出も目立ってきていて、タートルアンという地区に高層マンションを作ったり、中心街に大きな銀行を作ったりなど、とどまるところを知りません。

中国は援助という大義名分のもとに国を飲み込もうと狙いに来ているのでしょう。ラオス一国だけでは、この中国の勢いを止めることはできないところまで来ているのが現状です。

そんな中、実は隣の国ベトナムからも多くの人が押し寄せてきていて、中国人が来るところにはほとんど必ずと言っていいほどベトナム人も多く住むようになってきました。

ラオス南部の街・パクセーでも距離的に近いためか大勢のベトナム人が来ていて仕事をしていました。

中国人が押し寄せてくる場所には、それに対抗するかのようにベトナム人が来るという状況を私は遠巻きに見ていました。

ラオスにとっては、中国もベトナムも隣の国であり、どちらも共産党による一党独裁政権の社会主義国家という点では共通しています。陸続きのために飛行機を使わなくてもバスで往来できるため人の交流が盛んにあるのも事実です。

ラオスにとって重要な援助国は日本だし、中国だってかなりの金額をラオスに投資しています。

こんな現状があっても、多くのラオス人たちが「兄さん」と尊敬を込めて接しているのはベトナム人というところに、大きな疑問と抵抗を感じていました。

古い世代のラオス人の中には、学生時代にベトナムへ留学した経験を持つ方が多くいるためにその流れになっているのだと思いますし、

ベトナム人とラオス人の国際結婚カップルも多くいました。

そんな背景からか度々、何かのイベントがあるとベトナムラオスの友好を願って作られた曲が流れることがあって驚きました。

曲名:Hanoi - Vientiane (ハノイビエンチャン)

歌詞の中にສາມັກຄີ ( Sa mak khi :サーマッキー)という単語が出てくるのですが、
これにはSolidarity (一致、団結)という意味が込められています。

こんな単語が出てくるあたり、ラオスベトナム両国の関係の深さが理解できるのではないでしょうか?

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